【怖い話】個人製作の妖怪オブジェ

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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?45より

658 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/07/21 23:40
俺の住んでる地、鳥取県境港市には、水木しげる記念館なるものがある。
いわずとしれた妖怪作家の記念館である。
ここには全国の物好きから妖怪オブジェなるものが贈られて来る。
絵画や張子等、あらゆるものが贈られて来る。
それらは記念館前の商店街に展示されることになっている。

ある日、隣の県の島根県から個人製作の妖怪オブジェが贈られて来た。
『死神』をモチーフにした張子であった。
なかなか出来のよい『死神』は、すぐに商店街の割と目立つ場所に展示されることになった。
数日後、その『死神』が展示されているお店の家族から死者が出た。まだ若い元気なおじさんであった。
死者がでた店に『死神』を置いておくのは不謹慎だ、ということで『死神』はすぐに場所を移された。
数日後、また『死神』が展示されているお店の家族から死者が出た。
『死神』の展示は中止になる筈であったが、
どこかの物好きが自分のところに置いてもいいと言ったので、三度展示されることになった。

結局、その物好きの家族からも死者が出たため、
『死神』は現在、神社に安置されている。

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