初代闇影

幼かった私にはできないことが多く、父をその度に怒らせた。役立たずとよく言われた。 私は父と性格が似ているらしく、父は私を責めるというより私を通して自分を責めているらしかった。

ひまわりのスポットに着く前、縁結びというか、まぁそういう目的でカップルが多く訪れるような 観光スポットもあるってことで、道中だし行ってみようって話でそこに入った。

そんときは長期の山入りじゃなく、町まで買い物に出て峠越えの近道で帰るところだった。 だから鉄砲はもちろん山刀も持ってなかった。 町にはなんと、かんざしを買いに行ったってことだった。

中古住宅の買取、という仕事をしていると、時折事故物件にも出くわす。 当時自分がいた会社は大手の会社で、事故物件はあまり積極的には扱わない会社でもあった。

明晰夢を見るのにハマってて、よくチャレンジしてたんだ。 明晰夢とは、まぁお前らなら知ってると思うが一応書いておくと 夢の中で夢と気付けて、自由に楽しめるといったものだ。

引っ越してきた最初の日、風呂で髪を洗っている最中にふと鏡に目をやると、 そこに女が映っていました。 僕の背後で中腰になって、鏡越しに僕の顔をジッと見ています。

高校生の時、友達の女が「彼氏と別れたい」と電話で相談してきたので、 当時彼女の居なかった自分は、適当に応対をしていました。 「無視してればいいじゃん、一週間もすればあきらめてくれるよ」

「アンタ！おばあちゃん亡くなったから、荷物まとめるのと通夜の準備しなさい！」 僕は唖然としました。 実はウチの家族は、おじいさん達とおじいさん夫婦のどちらかが死んだら

買い物終わって、外のベンチに座りながら煙草吸ってて、何気なく隣に置いてたゴミ箱覗いたの。 中はほとんど空で綺麗なんだけど、携帯が捨てられてた。 放っておけばいいのにさ、本当に何気なく拾ってみると

一人暮らしで、夜中にシャワー浴びて浴室から出たら、 「お　　い」低い男の声が。 でも頭ガシャガシャ拭いてる最中で、空耳かと思って無視した。