【怖い話】最強の退魔師を見た

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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?131より

252 :最強の退魔師を見た:2006/06/01(木) 02:46:51 ID:yzlDp5eJ0
小学五年生の頃の話。 

その頃は学校ではこっくりさんやキューピットさんが流行っていて、放課後になると誰かが必ずやっていた。 
その日もいつもの様に、放課後に女子3人がこっくりさんをやっていた。 
俺とAとBは、それを下らない話をしながらなんとなく見ていた。 
まぁ普通にこっくりさんは降りてきたようで、色々聞いてキャーキャー言っていた。 
最初は楽しそうに…と言うのも変だが、普通にやっていた女子たちだったが、何か様子がおかしい。 
俺とAとBは会話を止め、女子たちの所に寄ってみると…
「こっくりさん、こっくりさん、お帰り下さい…」 
スーッと十円玉が動く… 
『いいえ』
どうやらこっくりさんが帰ってくれないらしい。 
何度やっても駄目なようだ。
「なんで…?」 
「もうやだよ!」 
「おかえりください…」 
女子たちは泣きながら発狂寸前だった。 

253 :最強の退魔師を見た:2006/06/01(木) 02:47:50 ID:yzlDp5eJ0
するとおもむろにAが口を開いた。 
「お前らはこっくりさんに対する歓迎の気持ちが足りなかったんだ!」 
と言い出し、歓迎の歌と称して突然歌いだした。 
「こっくりさぁあ~ん! 
 こっくぅーりさん、こっくぅーりさん 
 こくぅーりこくぅーり、こっくーりさん! 
 こっこっここっこっくぅ~りさん!」 
俺とBは絶句した。 
発狂寸前だった女子たちも絶句してAを見ていた。 

Aが歌い終わると、十円玉が突然激しく動きだした。 
シャッ!シャッ!シャッ!シャッ!シャッ! 
『も』『う』『こ』『な』『い』

それからその教室にこっくりさんが降りてくる事はなかった。 
そう、Aは凄まじい音痴だったのだ…
翌日からAのあだ名は孔雀王になった。

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