初代闇影

小学生の頃、近所の公園で毎日遊んでくれたお兄さんがいた。 その人は皆から「セミの兄さん」と呼ばれていて、 一緒にサッカーをしたり虫取りをしたり、どんな遊びにも付き合ってくれた。

俺は今アパートの二階に住んでるんだが、そこに洗濯物を干せる程度のスペースのベランダがある。 帰ってすぐに風呂行って寝ようと思ったんだけど、 ふと窓の外のベランダに目を向けたら、見た目普通のおばさんがいたわけね。

窓を開けて下を覗き込むんでみると、タイヤがほぼ水に浸かっていて、 ドアの隙間からはじわじわ雨水が染み出し始めてきていた。 もうこりゃ駄目だ、と悟ったYは

三年の夏までは俺よりも頭悪いくらいだったのに、秋くらいに何故か覚醒。気持ち悪いくらい頭良くなった奴がいた。 同じバスケ部だったんだけど、勉強だけじゃなくて、ある日を境に何かが乗り移ったみたい

皆で作るご飯、お泊まり、とくれば後は肝試し。 男3女3の六人グループで森の中を懐中電灯だけで散策して宿舎に戻る、といったありふれたヤツでした。

俺はサザエさん一家でいうタラちゃんの立場。 で、祖母・祖父・叔父(まぁカツオだな)・母・父・俺で住んでた。 ちなみにその叔父（以下カツオでいい？）は大学中退して、今で言うニート。

病院の喫煙所は病棟内のスミにあり、中は２畳位で床に赤い絨毯が敷いてあります。 両端にイスが並び、小さな蛍光灯のみの閉鎖的なつくりでした。 病院１階入口にある自販機でコーヒーを買い、２階に戻って普段通り喫煙所のドアを開けた瞬間・・・

俺んちの裏には山が在った。なんの変哲もないただの山なんだが、詳細はそうでもなかった。 その山は、村で「呪われている」と噂されてたんだ。 だから両親や祖父母からは、「絶対に行くな」と念を押されたし

キャンピングカーに乗り込んだ時、しまったと思った。 おかしいのだ。何がと言われても、おかしいからおかしい、としか書き様がないかも知れない。 これは感覚の問題なのだから…ドライバーには家族がいた。

その日は日曜日だったから、友達と２人で行ったんだ。 最初は順調にいろいろ採って、そろそろ帰ろうかとしてた時、 友達がいきなり叫んで、その場にへたりこんだ。