初代闇影

事の発端は、彼がある曲を書いた後。 これの数フレーズが、中南米で活動するバンドの曲と酷似していた。 素人は音楽のなんたるかを理解してない。

着手してから、数ヵ月後。 父「○○（母の名前）～、警察よんでけれ」 母「え、え、え？なしたの？」 父「骨出てきたから、警察に電話してけれじゃ」 母「ぇえぇ、殺人事件？」 父「いいがら、はやぐ」

同棲に至った成り行きは、彼女が父親と大喧嘩して家出。 彼女の父親は大工の親方してる昔気質。 あまり面識はなかったが、俺も内心びびりまくりの存在だった。

俺は小学校に入るまでは、広島の田舎の方に住んでいた。 その時に知り合い（仲良しではない）だった『サヨちゃん』の話をしよう。

３ヶ月前の成人式の時、自分は遺影を持って行ったんだ。 中学の時、心臓発作で死んだ近所のツレの。 そいつと俺とは親友同士で、毎日のように遊んでいた。

たいした施設ではないのだが、最近では会社で利用する機会も少ないとの事で、 掃除と布団干しを条件に、何泊でも好きに使って良いとのことだった。 貧乏学生4人はとりあえず1週間程の滞在をすることにし、1台の車に乗り込みその研修センターに向かった。

バスケ部だったから、体育館の中で練習をしているとき、他校の生徒らしき集団が見学（？）に来ていた。 体操着を見るとどこかの学校だと思ったが、どこの学校かは分からなかった。

しばらくして妙なものに気づきました。 祖父の背後の壁に、使い込まれて黒光りする木の板が何枚か立てかけてあったのですが、 その板と板の隙間から、おかっぱ髪の少女の顔が覗いています。

母親は俺が生まれる前に夢で侍に会って、 「お前の子どもは死産になるだろう。その子の魂は穢れているから我々の食料になるのだ」と言われたそうだ。

「Ｓさん…なんか後ろから来てるんですけど」 後ろから来るって車だろうが、それは。 と思いつつもバックミラーを見た父だったが、そこには何も映ってなったそうな。