死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?40より
336 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/05 01:06
大学の友人S子が体験した不思議な話です。
ある日、S子が一人暮らしのアパートに帰ると、部屋の中が荒らされていました。
S子は泥棒にはいられたと、すぐに警察に通報しました。
やがて警察が来て、事情聴取や現場検証が行われました。
しばらくすると、警察の人が首をひねるようにS子に言いました。
「奇妙なことに、指紋が全くついてないんですよね」
泥棒が手袋をしていただけ、何が奇妙なんだろうと思ったS子でしたが、
続けて警察の人は、「あなたの指紋も一切ついていないんです」と言いました。
警察の説明によると、S子が帰ってきてから通報するまでにさわった箇所、
ドアノブや一部の壁、電話などにはS子の指紋がついていたが、
それ以外の箇所には、犯人はおろか、S子の指紋すら一切ついていなかったそうです。
警察もあまりに奇妙なので、CD一枚一枚、雑誌の内側、化粧品一個一個調べてみましたが、
やはり指紋は全く検出されなかったそうです。
警察は「犯人がすべてふき取っていったんでしょう」と話したようですが、
S子はどうも納得がいかず、とても怖がっていました。
その日、S子がアパートを空けていたのは、ほんの2時間くらいだったそうです。
その間に、そこまで綺麗に指紋をふき取れるものでしょうか。
ちなみに、盗まれている物は何もありませんでしたが、
S子が見たこともないマグカップが一個、散乱する家財道具の中にまぎれこんでいたそうです。
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