死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?108より
348 :コピペ隊:2005/09/03(土) 12:57:12 ID:WYdAgxBF0
2ちゃん板「東京伝説」スレから
371 :画鋲1:2005/09/02(金) 10:47:51 ID:BrcuD/ME0
私、幼稚園の頃に画鋲を飲まされそうになった経験があります。
当時、私のいたサクラ組では、『嘘はつかない』という簡単な法律があり、
毎朝のHR?では、「うーそついたら、針千本のーます♪」って歌っていました。
そんなある日、教育番組『ノッポさんのできるかな?』を見ながら、
牛乳パックで動物を作る授業をすることが決まりました。
私はその手の授業が好きだったので、とても楽しみにしておりました。
保母「皆さーん。明日は牛乳パックを使って動物さんを作りますー。
忘れずにお家から牛乳パックを持ってきてくださいねー」
一同「はーい」
うきうきと帰宅し、母にその話をすると、
「牛乳パックは開けたばかりだから駄目。
丁度豆乳のパックが開いたからコレにしなさい。同じものだから大丈夫」
とのこと。
次の日、私はそれを持って幼稚園に行きました。
そして授業。
しかし、よくよく考えれば、豆乳のパックは形状も紙の厚さも牛乳パックとは違います。
TVのノッポさんも、豆乳パックでのキリンや象の作り方は教えてくれません。
困ってる俺を見た保母は、
「A君!これ牛乳のパックじゃないでしょ!昨日皆で約束したのに、なんで違うものを持ってくるんですか!」
と私を叱りました。
私が答えられずにいると、保母は不意に自分の机に行き、何かを持ってきました。
それは、画鋲のケースでした。
372 :画鋲1:2005/09/02(金) 10:49:17 ID:BrcuD/ME0
保母は半分あきれの薄笑いで私をにらみ、皆に告げました。
「みなさーん、今日A君は嘘をつきましたー。
牛乳パックを持ってくる約束をしたのに、違う物を持ってきましたー。
嘘をつくとどうなりますかー?針千本ですねー?」
とんでもないことになった・・・
言葉も出ない私に、保母は画鋲のケースを突きつけ、
「約束です。千個飲みなさい」
出来ない私。
「じゃあ千個はかわいそうだから、A君のために先生我慢しますー百個でいいです」
泣き出す私。
保母はまだ許しません。無理矢理私に画鋲を一個持たせました。
私は画鋲を口に中に入れ、飲み込むフリをしておけばごまかせると考えました。
口に入れて奥歯で画鋲を噛んだまま、ごっくんのモーションをすれば、きっと保母さんは飲み込んだと思うはず。
これで切り抜けよう。
そして、それを実行しました。
保母の冷血な態度は豹変し、びんたが飛んできました。
私は吹っ飛び、口の中から飛び出した画鋲と机の上の画鋲ケースが教室に散らばりました。
保母は少々あせってましたが、すぐに冷血モードで私をにらみつけ、画鋲を一個拾い私に鼻先に突き付け、
「いい?コレは一個でも飲んだら死んじゃうお薬なの!死んじゃうのよ!!
皆さんもわかりましたね!嘘をついたらA君みたいになります。絶対に嘘は駄目なんです!!」
授業は中断。私は一人で床の画鋲を拾わされました。泣きながら。
周りの園児も楽しい工作の時間をつぶされ、冷ややかな態度で私を見ていました。
保母は私の拾い集めた画鋲を、どれが口に入ったかわからないからという理由で捨てました。
今になって考えると、あの保母はサドだと思う。
私が口に入れた瞬間に、我に返ったのかな。
余分な情景もあるかと思いますが勘弁。
いまでも余すところ無くトラウマです。
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