【後味の悪い話】男性タレントがブラジルの鷹匠に弟子入り

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後味の悪い話 その158より

888 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/09/14(月) 13:00:49.03 ID:xl6isYga0.net
世界ウルルン滞在記という、タレントが一週間海外にホームステイする番組での出来事。
男性タレントがブラジルの鷹匠に弟子入りする話なんだけど、今でも思い出すたび後味悪い。

タレントが師匠から、「まだ子供の鷹がいるから、この子の世話をしてあげて」と言われて、
おっかなびっくり餌をやったり飛行訓練をさせてやったりしているうちに、
すっかり鷹も懐いてタレントといちゃいちゃするまでになったんだけど、
いかんせん一週間しか滞在できない番組なので、あっという間に日本に帰る日がやってくる。
これでバイバイだよ、と手を振って鷹と別れようとしたけど、
まだ上手に飛べないはずの鷹が必死に飛んでタレントについてきちゃう。
何度元の場所に戻してもダメで、最後は師匠に鷹を押さえてもらったんだったかな?
とにかく無理やり引き離すように帰って来てた。

で、一年くらい経ってから、再会スペシャル番組でまた鷹に会いに行こうということになった。
師匠に様子を聞きに行ったところ、
タレントと別れてから師匠が餌をやろうとしても全く受け付けずに、弱っていってしまったんだと言う。
悩んだ末に、タレントの忘れていった靴下を手にはめて餌をやったら、
なんとか食べてくれたので、鷹は命を落とさずに済んだとのことだった。
話を聞いたあと、会うこともないまま一年が経ってることだし鷹の気持ちを確かめてみようということで、
遠くから師匠とタレントが同時に鷹を呼んでみたら、迷うことなくタレントめがけて飛んできて腕にとまっていた。

師匠が言うには、
「この鷹は明らかにタレントをパートナーに選んでいる。一度決めたパートナーは生涯変わらない」だそうで、
タレントも、
「頑張って稼いでいつか鷹を日本に連れて帰ります。それまでは師匠、この子をお願いします」と言ってたけど、
現実問題、日本で猛禽類を飼うのはハードルが高すぎるし、
実際10年くらい経った今でも、タレントが鷹を連れ帰ったという話は聞いたことがない。
この鷹は何十年も生きる種類らしいので、きっと今でもタレントのことを待っているはず。

絆の強い鷹の性質と番組の趣向が合ってないし、これは企画段階で失敗だった気がする。
とにかく鷹の真っ直ぐな愛情が見ていて辛かった。

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