死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?178より
413:本当にあった怖い名無し:2007/10/09(火) 21:49:00 ID:y29VJdBG0
高校の時の話。
学校の帰り道に友人と歩いてるいる最中に、「キーーーーッ、ドン!」と言う音が聞こえて、
振り向いたらバイクと車が事故ってた。
その光景が酷くて吐いた。それほど凄まじかった。
車と電柱の間にバイクが挟まれており、
バイクの運転手は、車のボンネットの上に背中が折れ曲がった状態で乗っていた。
フルフェイスじゃ無かった為か、カクンと垂れている顔は、一度電柱に接触して跳ね返され、
擦り傷と打撲で片面だけグチャグチャになっていた。
しかも、ちょうど俺らはドン!という音と同時に振り返ってしまったので、
まだピクピクしている状態で、片面の目からドロっと液体が見えているのを見てしまい、友人が吐き出した。
数秒後にいきなりバイクの運転手は、体を動かそうとするかのようにガクガクとなり呻きながら、
「ぐがぁあ」と何事かを言っていた。
車の運転手は、直ぐにボンネットを確認して救急車を呼び、必死でバイクの運転手に呼びかけていたが、
数分ピクピクとなった後に動かなくなった。
救急車が来て運ばれて行った後に、警察が検証をしながら目撃者を探していた。
俺らはたまたま居合わせただけだが、事情聴取で色々聞かれた。
もちろん、ぶつかった後しか見ていないため、「音しか聞いてません」とだけ言い、そのまま帰った。
その日の夜のローカルニュースで、その事故のニュースが流れ、
バイクの運転手が、搬送先の病院で亡くなった事を聞いた。
414:413:2007/10/09(火) 21:51:19 ID:y29VJdBG0
その次の日、友人は休んだ。
あまりにも精神的につらかったらしく、かなり吐き精神衰弱のような状態だった為、病院に行ったらしい。
前日と同じ道で帰宅して、電柱の下に花やビール、タバコなどが置かれていたのを見つけた。
ただ、ふと電柱を見ると、ちょうど自分の体の胸あたりに赤黒いシミが見えた。
一瞬どきっとしたのは、そのシミが人の顔の半面に見えたのだ。
よく見ると赤黒いシミにしか見えないのだが、目を逸らしてスッと再度目を戻すと、一瞬だけ人の顔に見える。
昨日の今日だったので見てて気持ち悪くなり、一度手だけ合わせて帰った。
それから数日後、変な噂が流れ始めた。
「なぁ、知ってる?あそこの電柱のシミって、夜になると呻くんだよ」
とか、
「明け方にあそこを散歩していた爺さんが、電柱の前で立ってる顔のグチャグチャな霊を見たんだってさ」
と言うような噂だった。
俺や一緒に見た友人は、馬鹿げてると思ったのと、直接見ただけに想像するだけで怖くなっていたために、
あまり積極的にその話には加わらなかった。
それからさらに数日後、クラスの奴が声をかけてきた。
「あのさー、A先輩(不良ぶってるDQN)が、お前ら呼んでこいってさ」と俺と友人に言った。
どきどきしながら行くと、「お前らが見たことを全部教えろ」とのことだった。
めんどくさかった為、「音を聞いた以外見てません」と言うと、
その先輩が「今度肝試しに夜にそこに行くから、お前らも来い」と言われた。
Aとは一度も話した事もなく、
しかも、俺らがその事件の目撃者だったと言うのを、どこから聞きつけたのか知らないが、
少し苛々した為、「絶対に行かない」とだけ言って帰った。
415:413:2007/10/09(火) 21:54:37 ID:y29VJdBG0
その日の夜8時ごろに、Aから電話がかかってきた。
『おう。お前のクラスの奴に電話番号聞いた。今お前の友人と一緒にいるから、お前も電柱のとこに来い』
と、いきなり捲くし立てるように言われた。
「いや、夜も遅いので出れません」と言うと、
『お前学校でぼこるよ?苛められてもいい?お前の代わりに友人の方ボコろうか?』と脅しまで始めた。
流石に頭に来て、「お前、マジで調子にのるな、ボケ。殺すぞ」と言ってしまった。
(喧嘩なら負けないと思ってたので)
その瞬間に『ピイィイィイッーーーー』と受話器から音が鳴り、『助けて』と聞こえた。
友人が殴られたのかと思い、「おいって、今から行くから何処に居るんか?」と尋ねると、
『死にたくない…痛い。顔がイタイ。うわぁあああああ』と叫び声が聞こえた。
さすがに異常だったので、
「何してるんですか?今から行くから、何処に行けばいいのですか??」と敬語に戻して聞くと、
『ミタとこだよ~、君があ。見たんでしょ??死ぬ時助けてあげなかったでしょおよ?』
と笑いながらAが言い出し、
『お前が来ないならこっちから行くよー』と言い電話を切られた。
すぐにAと一緒に居るだろう友人の携帯に電話をすると、
『どした?え?Aから?知らんよー、俺家に居るよ?』と言う。
つい先ほどのAからの電話の話を友人にすると、『悪戯でしょ』との事だった。
それから30分後に、友人から焦った様子で電話があった。
『家の前にAが来てる』との事だった。
ただ様子がおかしく、Aは友人の家の前に在る電柱の下から電話してきて、『外を見ろ』と言ったらしい。
部屋から外を見るとニヤニヤしたAが居て、「出て来い」と言ってるらしい。
友人は喧嘩などには全く無縁で、出て行くのは怖いらしく、両親にも言いたくないらしい。
その為、俺が行くから待ってるように言い、自転車で友人の家に向かった。
416:413:2007/10/09(火) 21:56:15 ID:y29VJdBG0
向かってる最中に友人から電話があり、『A帰ったみたい』と言われ、「今向かってたのに」と言うと、
友人が『じゃあ、一回家おいで。菓子ぐらいだすよ』というので、友人の家へ向かい、
菓子を食って帰ろうとした時に、友人の家の前の電柱に人影が見えた。
さすがにそれを見たときは驚いた。叫んでしまった。
その人影は電柱に巻きつくようにくっ付いており、片方の顔を電柱にこすり付けて、
電灯で白くなってるもう片方の顔を、にやぁっと笑いながらこっちを見ていた。
直ぐに家にもどり、友人の親に説明し警察を呼んだ。
警察が来た時にはそこに誰も居らず、俺は安全の為に友人の家に泊まる事になった。
次の日学校に行くと、Aが交通事故で病院に運ばれていると、
クラスメイト(Aに俺と友人の電話番号を教えたやつ)が教えてくれた。
こいつの話では、Aや彼の知り合い数人で事故現場に行き、俺と友人を怖がらせようと考えていたらしい。
しかし、Aが電話してる最中にいきなり変になり、バイクに乗って電柱に突っ込んだらしい。
ただ不思議なのが、Aは友人の家に電話はしたが、来てないとの事で、あれが何だったのかは未だに不明です。
俺は直接Aを見てないが、電柱にすりついてる何かは見ているので、
誰かの悪戯か、若しくはAはただ休んでるだけじゃないか、と思ってた。
417:413:2007/10/09(火) 21:59:53 ID:y29VJdBG0
それから数週間後に、Aが退院して学校に来た。
Aが入院してたのが嘘じゃなかったって言うのは、顔をみればすぐに分かった。
彼の顔は手術で皮を貼り付けており、左側だけ歪んでいた。
友人の家の前で見たのは何だったのかは不明だが、怖かったので、
念のため友人と俺は花を買い、お供え物を電柱のところに置いて、お祈りをした。
今現在でもその電柱には黒いシミがあり、その前の道路では事故が多発している。
ただ俺と友人は、それ以来特におかしなな体験は一切していないです。
長文になりましたが、体験談を書いておきます。
ただ、霊なのかただの異常者なのかはわからないので、
霊的な意味で怖いかは分かりませんが、本人としてはかなり怖かったです。
追伸
師匠とかケイさんとかって、こういう体験一杯してるのに、精神壊れないのかな??
俺はこれだけでも精神的に参ったけど・・・。
これが続くと精神状態おかしくなりそうです・・・。
幸いにも続いてないですが。
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