死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?23より
286 :W鈴木:02/12/21 11:36
当時、彼女は夫と二人で郊外の一戸建てに住んでいたそうです。
ある夜、彼女は仕事の後飲みに行くと言った夫を待っていました。
しかし、あまり遅くなったので先に寝ることにしました。
そして眠った彼女は、夫がバイクで車と衝突して死ぬ夢を見て目を覚ましました。
でもそれは夢というより、確信に近いものだったそうです。
彼女は「夫が死んだ、夫が死んだ、どうしよう!」とパニックになったそうです。
しかし間もなく、聞きなれたバイクの停車する音が聞こえて来ました。
玄関のドアが開く音がし、酔っ払った明るい夫の声がします。
大声で彼女の名前とどうして遅くなったかを、ロレツの回らない舌でしゃべっていました。
泣いていた彼女は、あまりに上機嫌の夫に少々腹を立て、
布団の中から大声で「遅かったねー。あんたは事故で死んだと思ってたよー」と言いました。
すると夫は「あらー、そっち取っちゃったのー」とおどけたように言い、物音が急に止みました。
その直後、夫の事故死を知らせる連絡あったそうです。
後に彼女は、
「あの人が神様に貰ったチャンスを、私がだめにしたのかも・・・」と言っていたそうです。
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