【怖い話】母親を殺す夢

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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?22より

140 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/13 15:03
皆さん。思春期に見る夢には、大人になって見る夢以上に意味があるって知ってました?
私はこの話を友人にし、その友人から上記の事を教えてもらいました。

私が中学生の頃。4夜続けて、連続した夢を見たことがありました。

<1夜目>
無性に腹立たしく、母の殺害を決心する。
母の事を考えるだけで、体がぶるぶると震え涙が出てくる。
『母を殺さなければ、これから先生きていくのが辛い。あいつのせいで私は駄目になっている』
と、夢の中で感じていました。
(ちなみに。実生活での私と母は、別段憎しみ合うような関係ではありませんでしたよ!
 私が反抗して叱られる事はあっても、夢のように体が震えるほど憎いと思った事はありません)

<2夜目>
母の殺害を計画する。深夜、学校で殺害する計画を立てる。
何時ごろ、どうやって母を呼び出し、どうやって殺すのか・・・
酷く具体的に、夢の中で計画立てました。

142 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/13 15:07
この2夜続けての夢があまりにもリアルで、
朝目覚めた時まで、憎しみや悔しさや、果ては武者震いまでがフラッシュバックしてきたので、
非常に怖かった事を覚えています。
それにも増して怖かったのは、これらの夢が連続しており、
まるでドラマの間に入るCMの様に現実に目覚めたかと思ったら、
夜、またしても夢の中の『現実』に引き戻される事でした。

143 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/13 15:07
<3夜目>
いよいよ殺害の前日。
昼間。何気に母と話して、母の機嫌や様子を伺う。
私の冗談に笑う母を見て、ほんの少し愛情というか・・・同情というか・・・そんなものを感じて物悲しくなる。
しかし、こいつは生きている以上、何度も何度も何度も私を同じ目に遭わすに違いない。
こいつ自身、こんな一瞬の楽しみを除けば、生きているのも辛い現実ばかりなのだ。死んだほうがマシなのだ。

夜、いよいよ計画実行の日。
私は前準備として、シャベルとタオル、ビニール、綱(引越し用のビニール紐)などを持って学校へ向かう。

144 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/13 15:08
ここまでの夢の内容を、私は4夜目の朝、母に話した。
荷物を運ぶ時の夜目にも、白い息や(当時は冬)胸が苦しくなる程の悲しさ辛さ、
そういったものが全てリアルすぎて、本当に私は母を殺してしまうのではないかと怖くなったのだ。
話を聞いた母は、「最近、(私達)喧嘩したかしら?」と明るく笑いとばしてくれて、ちょっとだけホッとした。
どうしてこんな母を殺そうと思ったのだろう?という気持ちが、なぜか夢の中の自分のように湧き上がった。
しかし夜になると、夢の『現実』が迫ってくる気がしたので、
ラジオの深夜放送(当時流行っていたオール○イト××)を聞き、眠らないようにした。

145 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/13 15:11
結局寝てしまったらしい私は、翌朝、夢を見る事無く目覚めた。
久しぶりに気持ちよく部屋を出ると、なんだか家の中がバタバタしている。
父が電話をしており、その隣で母が呆然と座っている。というより腰を抜かしている。
先に目覚めていたらしき兄に「どうしたの?」と聞くと、
「俺もよくわからんが、どーやら、上の階の人が殺されてるらしい。
 そこんちの子が朝方来て、『お父さんを殺しました』って、おかんに言ったらしい」との事。

146 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/13 15:12
母はマンションの住み込み管理人をしているので、管理人である母にその子は知らせに来たらしいのです。
で、母は腰を抜かし、父はその子を連れて上へ。
死体を見たのか、青ざめた顔で警察へ連絡。
「救急車?!呼んでませんよ!死んでるんですよ!?
 はぁ?死んでても呼ばなきゃいけないんですか?!何言っているんだ!」
・・・家は大混乱でした。

上の階のご家庭は、蒸発した母親(行き先不明)と、飲んだくれの父親。
その父親を殺してしまった兄の同級生と、3~4つ下の妹がいたそうです。

147 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/11/13 15:14
友人曰く、思春期は親を殺す夢などを見る子が結構多いそうですが(^^;
でも、もし私が彼女(殺害した子)にシンクロしていたのなら、
彼女はあんなにも悲しく辛い気持ちだったのかと、本当に悲しくなりました。

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