死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?160-2より
276 :茸:2007/03/16(金) 01:25:35 ID:ZSPX2Afv0
あれは一年ぐらい前の事だと思う。俺が青梅にある有名な心霊スポットに、友達何人かといったんだ。
そのときもカメラのシャッターがおりなかったり、音声認識のカーナビが無音状態の車内で突然起動したり、
変な事は色々あったんだ。
でも、ほんとうにおかしかったのはそれからだった。
その三日後ぐらいだったと思う。
その夜、寝ていた時に突然内臓のどこか・・・というか、下腹部が猛烈に痛み出したんだ。
本当に痛くて血を吐いたり、痛みでベッドの上をのた打ち回った。
救急車を呼んで、病院でレントゲンやら色々検査したら、
「小腸に10センチくらいの錆びた釘が入ってる」って言われたんだ。
手術で取り除いたが、医者に「なんでこんな物が入ってるの?」って聞かれたが、答えられるわけも無い。
飯に紛れ込んだとしたって明らかに気づくし、飲み込めるはずない。
突然夜痛み出したのもおかしいし、おれにはあの夜に、いきなり釘を腸にぶち込まれた気がしてならない。
なんだか得体の知れない恐怖に襲われた。
結局、あのトンネルが関係あったのかどうかは今でも分からないが、
たぶん人生で一番洒落にならないくらい怖かった。
415 :茸:2007/03/17(土) 08:51:34 ID:MOa08guQ0
すまん、釘の話を書いた物なんだが、いまさらで悪いんだが、>>276の釘の話にはもう少し続きがあるんだ。
この間で終わらそうとも思ったんだが、やっぱり起こった事実をありのままに書こうと思う。
このコテにも理由があるんだ。
釘が俺の腸から出てきて何日かたった後、俺は一緒にトンネルにいった友達に連絡を取ろうと思い、
携帯やら自宅やらにかけたのだが、なぜかいつもタイミング悪く繋がらない。
電源が切れていたり、自宅にかけても家族が、
『ごめん、今外に出てて・・・さっきまでいたんだけど』とか・・・。
そんな状態がしばらく続き、俺はなんとか退院する事ができた。
それから友達とも連絡がつき、一緒に行った友達が家にお見舞いに来る事になった。
この時、俺はまだ「入院したが、退院する事ができた」とだけ言って、詳しい事はまだ言ってなかった。
その友達とある程度世間話を交わしたあと、「そういえば、なんで入院したの?」と聞かれ、
腸から錆びた釘が出てきた事を伝えると、見る見るうちに顔が青ざめていった。
そして、「そうか・・・あれは釘だったのか」ってつぶやいた。
どういうことかと思い気になって聞き返すと、
どうやらその友人は、トンネルに行って以来、ずっと同じ夢を見続けていたらしい。
それは、自分の腸から細長く真っ黒なエノキ茸のようなものが、一本だけするすると生えてきて、
腸の中をもぞもぞと蠢き回る・・・というものだったそうだ。
418 :茸:2007/03/17(土) 08:55:02 ID:MOa08guQ0
俺の話を聞いて、友人はやっとそれがキノコではなく釘だったことが分かって、恐怖に震えたのだという。
結局、なぜそんな夢を見続けたのか、釘を入れたものはなんだったのか、
そんなのはやっぱりひとッつもわからなかった。
ただ、キノコの夢にしろ釘にしろ、なんとも得体の知れない恐怖を味わった事は確かだった。
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