ホラー

私の家は昔は陰陽師？拝み屋？みたいな事をやっていて、苗字も特殊だったりする。何故か女にしか強い力が付かないから、昔から珍しい事に当主は女ばかり。

まだひいばあさんが生きていたころ…確かまだ幼稚園の頃だったと思う。 ひいばあさんの家があるのは、観光にも狸を利用しているほど県内では狸で有名な土地で、もちろん今でも狸は良く出る。

山間の日は傾くのが早いか、既に道も空も赤々と燃え立つようだった。 俺達は川べりを歩き、橋の上から赤錆色の川を眺めていた。 「おはっ、アレは、おい……うぇ」

その病院、階段の踊り場に灰皿があってさ、そこの椅子に座って2人でタバコ吸ってた。談笑中、突然耳鳴りがして、下の階段を凝視した。見えないけど、何か来たっていうのが分かった。

こういう時は歌いながらでも、客席がよ～く見える。その中に、40前後の男女のふたり連れ。デートの途中、休憩がてら立ち寄るカップルは珍しくないのだが、いでたちがおかしい。

その中で興味深かったのは、青森ってリアルに霊界に１番近い土地なんだと。そんで恐山が人間の世界の局地っつーか、ある意味端っこだそうだ。

事の発端は、彼がある曲を書いた後。これの数フレーズが、中南米で活動するバンドの曲と酷似していた。素人は音楽のなんたるかを理解してない。

着手してから、数ヵ月後。 父「○○（母の名前）～、警察よんでけれ」 母「え、え、え？なしたの？」父「骨出てきたから、警察に電話してけれじゃ」 母「ぇえぇ、殺人事件？」父「いいがら、はやぐ」