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佳織は呪いとか言ってたけど、それ以前に体に悪そうなので。 佳織は見ただけで、中に何か入っているということがわかったわけで、 俺も順一も、佳織の「見えるよ」を信用するようになった。

学校の近く通った時、「取ってくる」と言って行ったんだ。 俺は他人の学校って妙に気になるタイプで、ついでに付いて行ったんだ。 警報とかよけながら鍵開けて、目的の教室に入った。 するとそいつが探し物している間、ボールが弾む音がしたんだ。

何か言いたげな感じで言葉を濁したのが気になって、 俺は「なに。なんか変な事でもあるんか？幽霊とか」とか、冗談めかして言ったんだよ。 そしたらAが、「いやー、なんか長い毛が良く落ちてるんだよね」って言ってきたんで

何となく古いっぽい桐製の箱が捨てられていた。 中身が何となく気になりフタを開けてみると、 白い薄紙に何重にもくるまれた、奇麗な青っぽい石で出来た玉が入っていた。

俺の親戚に、元刑務官って人がいる。 その人が言うには、刑務官の仕事って、 受刑者を監視する事じゃなくて、受刑者に人の温かみを教えるのが、本当の仕事らしい。