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怖い話

【怖い話】A日新聞奨学生

夜の闇は人間を本能的に恐怖させるらしい。 だが、配達員は死んだ人間=幽霊よりも生きている人間の方が恐ろしい。 ほとんど毎月、この地区のどこかで窃盗や殺人事件が起こっているという話を聞いていたし、 暗闇に身を潜めている姿を見ても気付かないふりをしろ、とアドバイスされていた。
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【怖い話】裏稼業の人間

俺もMさんが裏稼業の人間であることは薄々分かっていた。 相手は店の客だし、深い付き合いにはならないつもりでもいた。 でもMさんは俺のことを気に入ったらしく、仕事が終わったら飲みに行こうと誘ってくるようになった。 最初は断っていたが、ある夜。すすめられたビールで少し酔った俺は、誘いに応じてしまった。
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【怖い話】押入れの右下

その祖母なのだが、物が捨てられないタチで、 家には物があふれ、収納できるところには、それらが詰め込まれていた――ただ一ヵ所を除いて。 納戸にある押し入れの右下には、絶対物を詰めないのだ。 理由を聞いても教えてくれなかった。
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【怖い話】さびた槍

俺の実家、岩手県のとある地方なんだけどさ、毎年帰省するんだけどね。 よく田舎って、『本家』みたいなのがあるのは分かるかな? その一族の本家っていうかさ、要は親戚縁者を統括する家みたいなの。 血筋の出所って言えば適切かな。まぁそういうのがあるんだわ。 その本家はね、三百年くらい歴史がある、その土地の権力血筋だったんだ。
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【怖い話】廃遊園地

そのとき私は、友人の目が一点を凝視していることに気付きました。 まばたき一つせず強張った顔の友人に、「…大丈夫?」と聞きました。 すると、「あの人形…さっきまで右向きだったよね…?」と、震える声で言いました。 私の真後ろにあるマネキンです。 とたんに全身に鳥肌がたち、背骨から頭の先に圧迫感を感じました。
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【怖い話】自殺を決行しました

今から8年前、命に関わる職場いじめに遭い、同時に自分の人格全てを否定された私は、自殺を決行しました。 遺書と遺言(保険証書の置き場や貯金の渡り手等)を財布に入れ、 セキュリティの甘い古いマンション(賠償金が安いかと思った)の最上階の通路にいました。 酒と睡眠導入剤のおかげでラリって変なテンションで「さぁ飛ぶぞ!」
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【怖い話】深夜徘徊が趣味だった

大学合格していざ一人暮らしってなって、親の目から離れられる解放感からか深夜徘徊が趣味になったんだよね(一人暮らし前は色々親が過保護で、夜遅くには出歩けなかった) 大学生がたくさん住むような所だからか、夜中でも飲み会帰りの奴とかちらほらいて、そんなに怖くなかった 俺はビビりだったから一人で閑散とした深夜の住宅街を
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【怖い話】五階と言う名の四階

三年前の雨の日の話。 キッチンの横にある窓に、子供の手形がたくさんついてた。 娘が触ったかな?と拭いてみたら外側だった。 ふと気づくここは五階と言う名の四階、もちろん窓の外は何もない。手形など付けるのは不可能な場所。
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【怖い話】現人神

本人、奥様、長男、長女、次女…と順々に霊視しますと、はたと気付きました。 寝たきりの次女が全く霊視できないのです。 私は生きてさえいれば絶対に霊視ができる自信があるので、おかしい、おかしい、と混乱しまして、 とりあえず次女の部屋に何があるのかを書き出してもらいました。 私の様子もおかしい、ただならぬと察したそのお客様
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【怖い話】八木山橋

大学生のAは、久々に再会した3人の友達と肝試しに行くことになった。 AとBは霊感が全くなく、単に好奇心旺盛なだけだったが、 CとDはちょっとした霊感持ちで、特にDは親の仕事が珍しいことにそっち系らしく、 Dは本業の親以上に潜在的な霊感みたいなものが強かったそうだ。 そんな面子で向かうことになったのは、自殺者がかなり多い
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