2023-08

４年ほど前、売れない漫画家をしていたときに、某マイナー系の雑誌でそこそこに人気のあった漫画家さんのところに、３日間という約束でアシスタントをしに行ったときの話です。

当時、私は精神的に荒んでいて、よく大型バイクをかっ飛ばしたりしていました。その日もバイクで走っていたのですが、広めの幹線道路は渋滞していました。そこで、道の左端をすり抜けて進みました。

俺はカメラ屋で働いてるんだが、何年か前にフィルムカメラを査定に持ってきた家族がいた。俺が奥から出てきて査定しながら誰のものか、いつ買ったものかなどを聞いた。その家族は質問にうつむきつつも答えてくれた。

屋根瓦を落とすのに、２階の天井ぶち抜いてから２階の床(1階の天井)ぶちぬいて１階に停めてあるダンプに瓦を落とすっていう作業のやり方するんだけど、２階の天井ぶち抜いたら天井裏の柱全部に何か目の模様書いたお札がびっしり貼ってあった。

「二次会は行かないの？」と声を掛けられた。同席していたＳだった。同じ大学の先輩だと名乗ったＳは、かなりの美人で、男たちの注目を集めていたのを思い出した。

見かねて、処理済の物からファイリングして、引き出しに仕舞うように言ったんだけど、「引き出しを開けると、顔が見えるので空けたくないんです」って言う。Ｔ子のデスクは、もともとＳさんが使っていた場所。

すぐインターホンがなったので玄関を開けると、40代くらいと思われる女性が立っていた。宗教の勧誘だったら面倒だな、と思いつつ「はい？」と言うと

さっき、お風呂入れに行ったら鏡に映った自分の顔が青紫でした一瞬じゃなく、ずっと死相というものがあれば、これかと瞬間的に思ったんですけど

小学生が教師に連れられ山を登っていると、道のわきにある岩に一人の老人が座っている。体は道の反対を向き、顔だけを道の方に向けて、にこにこと子供達を見つめている。

問題はそこからで、キャンプ地で洞窟を見つけたのだが、ＣとＤは、面白そうなので見てみたいと、行ってみようとしたという。一緒にいたＢは暗がりが怖いのか怯えていたが、独りになるのも嫌なようで付いて来た。