2022-07

実家は立てた場所が悪かったのか、ラップ現象が絶えんかった。自分は単に家鳴りだと思ってたんだが、その日はポスターが鳴ったのでおかしいなぁと思っていた。そのうち外で階段を上ってくる足音がして、兄貴が帰ってきたんだと思った。

私は女で、現在31歳。病名は解離性同一性障害、障害２級。解離性同一性障害とは、判りやすく言えば多重人格。そんな私の人生を、語っていこうと思います。

祖母が亡くなってお通夜の夜、兄と二人で車で帰宅した。車庫に車を入れて降りた時に、弟が「なんかさっきから車の後ろをついてきてる」と。兄は「気のせいか野良犬じゃないか？」と言ったが弟の顔は蒼白として怯えてる。

今年の9月から一人暮らし始めて、某アパートに住んだんだよ。それでさ、俺が住む部屋はベットがあったんだけど、それの下が押入れみたいに物をしまえるようになってんだよね。

１日目の夜に、新人二人の叫び声が聞こえた。どうしたんだろうと思い声の方へ行くと、お寺の敷地にある井戸を覗き込んでいる。何があったのか聞くと、二人で井戸を覗き込んでいたら、急に横から女の子が井戸へ落ちていったという。

事の発端は夢からでした。青みがかった黒髪の日本人形が、夢に出てくるのです。夢の中の人形はただオレと見つめあっているだけで、一体何を意味しているのかさっぱりわからない。

父方の郷里は和歌山県。内陸の方で海は無かったが、周囲は田んぼが多く、春になるとレンゲの花が咲き乱れる、素晴らしい所だった。

５年前、まだ全く正常だったころ、街中を一人で歩いていると突然一人の女性に話しかけられたそうだ。これがかなりの美人で、少し不審ではあるが悪い気はしない。

この日本で怪奇現象に遭遇する確率が最も高いのは警察官だと思う。まあ警神に守られてんのか知らんが、霊障に遭ったお巡りさんの話はあんま聞かないけど、俺の親父さんは警官だから怪談いっぱい知ってて、いろいろ話してくれたんだ。

後ろから足音が聞こえてきました。何気なく振り返ってみると、１０メートル程後方に男がいます。一見して、それほど若くないことだけはわかりました。