2021-06

こんな話をし始めた。「こんな事言うと変な人に思われるかも知れないけど、むかしから、特定の人に変なものが見えるときあるんだ。　高校生の頃まではほんとに極稀な感じだったんだけど、最近その変なものが良く見える、今の人にもそれが見えた」

男３人女１人で、心霊スポットへ行った。よくある話だが、『なんとかトンネル』ってところ。登場人物は、俺、Ｋ、Ｓ、Ｍちゃん、としておこう。

仏間の隣にある８畳程の小部屋の扉を開け、中に青年を入れた瞬間、扉に手を掛けたままの状態で突然の金縛り。金縛り自体は何度も経験があったんだが、こんなに唐突に、しかも立ったまんまっていうのは初めて

特に幼少期、急に周りの人間が無表情になって全く反応がなくなる時がある。テレビは動いていて時間は流れてるのに、人は完璧に止まっている。

中学校３年生の頃にクラスの何人かが、夏だからこっくりさんやろうみたいな軽い感じで企画を提案していて、部活ももう引退の時期だったから、自分を含む何人かが集まることが出来た。

僕の学校の通学路にはプリングルスのおじさんと呼ばれる、顔がパンパンに腫れたおじさんがいました。おじさんは少し知恵遅れなのかな？と思われる、新太君という15歳くらいの子供を連れていました。

基礎研究棟は明治期に建築された、キャンパスの中でも最も古い部類に属しています。当時の建築様式を踏襲し、古風な噴水跡のある中庭を囲んで、上から見ると『口』の字になっている五階建ての建築物。

「なんか障害物でもあったんかな？」と少しスピードを落とし、前のトラックが何かを避けた場所に近付いて行った。どうやら人が歩いてるらしい。しかもその車道の真ん中を。「うわ、邪魔だなあ」といっても轢いてしまったら大変なので、さらにスピードを下げてその人に近付く。

待望の娘が死んでしまい、婆さんは大層落ち込んでいた。見兼ねた爺さんが婆さんにフランス人形を買い与えると、婆さんはそのフランス人形に叔母と同じ名前の『千寿江』と名付けて可愛がった。毎日撫で、傍に置き、綺麗にしてやり、共に寝たそうだ。