2021-03

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怖い話

【怖い話】義母の宣言

義母は、旦那が14歳の頃に既に亡くなっていて、写真でしかAさんは知らない。 その義母が夢に出来てこう言った。 「もう既に息子の籍(鬼籍?)は此方の世界(あの世?)に用意してあります。  49歳になったら息子を迎えに来ますからね」
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【怖い話】実家付近の川原

さて、水で顔を洗い、“石切り”などしていると、叔父が言いました。「誰か来るぞ」と。 叔父の言う方を見やると、確かに対面の岸に手を振る人影が見えます。 人影までそう遠くはないのですが、靄(もや)のような霧がかかり、影のようにしか見えません。 しかし手を振る人影は、どうやら小舟に乗ってこちらへやって来ているのが
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【怖い話】家族の奇行の真相

カラカラに渇いたのどを潤すために、冷蔵庫のあるリビングに行くと、 真夜中なのに(時計は見てないけど、たぶん深夜2時頃)家族全員が抱き合った格好でテレビの前に座っていました。 テレビは付けっぱなしで、深夜なので番組がやっていないのにもかかわらず、 ニュース番組(これも記憶が曖昧)の画面が映っていました。しかも無声で…。
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【怖い話】A日新聞奨学生

夜の闇は人間を本能的に恐怖させるらしい。 だが、配達員は死んだ人間=幽霊よりも生きている人間の方が恐ろしい。 ほとんど毎月、この地区のどこかで窃盗や殺人事件が起こっているという話を聞いていたし、 暗闇に身を潜めている姿を見ても気付かないふりをしろ、とアドバイスされていた。
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【怖い話】裏稼業の人間

俺もMさんが裏稼業の人間であることは薄々分かっていた。 相手は店の客だし、深い付き合いにはならないつもりでもいた。 でもMさんは俺のことを気に入ったらしく、仕事が終わったら飲みに行こうと誘ってくるようになった。 最初は断っていたが、ある夜。すすめられたビールで少し酔った俺は、誘いに応じてしまった。
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【怖い話】押入れの右下

その祖母なのだが、物が捨てられないタチで、 家には物があふれ、収納できるところには、それらが詰め込まれていた――ただ一ヵ所を除いて。 納戸にある押し入れの右下には、絶対物を詰めないのだ。 理由を聞いても教えてくれなかった。
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【怖い話】さびた槍

俺の実家、岩手県のとある地方なんだけどさ、毎年帰省するんだけどね。 よく田舎って、『本家』みたいなのがあるのは分かるかな? その一族の本家っていうかさ、要は親戚縁者を統括する家みたいなの。 血筋の出所って言えば適切かな。まぁそういうのがあるんだわ。 その本家はね、三百年くらい歴史がある、その土地の権力血筋だったんだ。
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【怖い話】廃遊園地

そのとき私は、友人の目が一点を凝視していることに気付きました。 まばたき一つせず強張った顔の友人に、「…大丈夫?」と聞きました。 すると、「あの人形…さっきまで右向きだったよね…?」と、震える声で言いました。 私の真後ろにあるマネキンです。 とたんに全身に鳥肌がたち、背骨から頭の先に圧迫感を感じました。
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【怖い話】自殺を決行しました

今から8年前、命に関わる職場いじめに遭い、同時に自分の人格全てを否定された私は、自殺を決行しました。 遺書と遺言(保険証書の置き場や貯金の渡り手等)を財布に入れ、 セキュリティの甘い古いマンション(賠償金が安いかと思った)の最上階の通路にいました。 酒と睡眠導入剤のおかげでラリって変なテンションで「さぁ飛ぶぞ!」
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【怖い話】深夜徘徊が趣味だった

大学合格していざ一人暮らしってなって、親の目から離れられる解放感からか深夜徘徊が趣味になったんだよね(一人暮らし前は色々親が過保護で、夜遅くには出歩けなかった) 大学生がたくさん住むような所だからか、夜中でも飲み会帰りの奴とかちらほらいて、そんなに怖くなかった 俺はビビりだったから一人で閑散とした深夜の住宅街を
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