2020-11

仕事を終えて夜になり、そのホテルに向かった。 古そうな4階建てくらいだったか、妙に細長い建物だった気がする。 安宿らしくロビーなんて狭くて乱雑に散らかってる。

駐車場に到着したあたりからなんとなく嫌な感じがしていたんだけど、 自分以外そういうのは視ない人たちだから、ムダに怖がらせたり、トラブルになりそうなことは言うのを控えてたそうです。

両親曰く、俺は３歳くらいまで、ものすごいかわいい赤ちゃんだったそうだ。 劇団ひ○わりの子役オーディションに合格したり、 道端で知らないおばちゃんに、かわいいだけで５０円をもらったり

パトカーやヘリが飛んでる音も聞こえる。 何だろか？と思って、外を見に行こうとAを誘いました。 「あ～俺は辞めとく」

十年くらい前、友達だった先輩が自動車事故で死んだんだけど、それから一週間くらいした夜中の１時頃。 ３才年上の姉キの部屋から話し声がしたんだよ。（その頃は実家に同居だった）

防空壕の付近に爆撃を受け、皆は覚悟した。 すると、いつのまに混じっていたのか、見たことのない子供が先頭に立っており、空を見上げていた。

店の外にチラッとなんか変な物が見えた。 色は白に近い灰色、人の形をしているのだが、 胴体や手足頭はあるけど、他に体の凹凸みたいな物が何も無く、のっぺりしている。

どうもさっきからキョロキョロしている友人。 時々「あぁ」とか、「おぅ」とか呟いている。 不思議に思って問い詰めようとしたら、急に「わぁっ」と目を見開いて叫んだ。

トンネルの出口が見えるあたりで一旦車を止め、後ろを振り向いた。 帰ろうと言い出した友人は肩を縮め、寒さに震えるような格好をしている。 もう１人はその様子を見てキョトンとしている。

どのくらい寝たか覚えてないんですが、突然荷台側の壁というか荷台から、ドンドンドンッ！って壁を叩く音が聞こえたんです。 その音で飛び起きて、何事かと思ってすぐに確認したんです。