2019-07

先輩が大学一年のときに、仲の良いサークル仲間４人で肝試しに行くことになった。 ちょっと市街地から離れたところにある廃病院

移動の途中で『森の巨人たち１００選』と書かれた標識が突如現れた。 どうやら全国の国有林の中から１００本選ばれた巨木の一つらしい。

ふと見るとベンチに老夫婦が座ってた。今までいなかったのにいつ来たんだ？と思いながらも、雷雨がいつ止むのかのほうが俺には重要だった。

熱にうなされて布団に寝てた俺が突然飛び起き、エアコンの方向を指さして、 「そこになんまいしゃんがいる」と言いだしたらしい。

私の知人に山田(仮名)という、マタギと言うか猟師の男がいた。 専業の猟師ではなくて、本業を別に持っている季節限定猟師だ。